Amazonプライム、やめました

昨年の年末にAmazonプライムをやめて半年が経った。

それまではずっと、さも当然のようにAmazonプライムには加入しており、どれくらい継続していたのかもよく分からない。Amazonで買い物をするときは当たり前のように翌日に荷物が届くし、「Amazonプライムビデオ」も地上波でテレビ番組を観るくらいの感覚で、いつでも普通に観れるものとして扱っていた。最近はボクシングにも力を入れており、那須川天心や中谷潤人の試合もよく観ていた。

でも、やめた。

トリガーになったのは、契約更新のタイミング。2024年末の時点ではAmazonプライムの年会費は5,900円(税込)だ。一回冷静になって考えてみたとき、別に荷物が即日で届く必要はないし(本当にそんなに急に必要なら近くの店に買いに行く)、よくよく振り返ったらAmazonプライムビデオもぶっちゃけそんなに頻繁に観るわけではない。その他のAmazon関連のサービスもあんまり使ってない。考えれば考えるほど、「Amazonプライムって、必要ないんじゃね.....?」という疑惑が自分の中でどんどん大きくなってきた。

いやいや、ボクシングの試合はどうやって観るんだ?という疑問が生まれる。ただ、ボクシングの試合はある程度長い間隔で行われるので、あったとしても年に数回程度。それなら、別に年間通して契約する必要はなく、どうしても観たければ都度加入してPPV方式で観るようにすればいい。ボクシング以外の映画やドラマだって、観たいときに都度レンタルして観れば良い。「無料だから観れる」と思って観る映画より、399円ちゃんとレンタル料金を払って観る映画のほうが前のめりになるぶん記憶にも定着する。「観させられている映画」と「観ている映画」くらいの差がある。


そもそもの価値観として、できるだけ固定費を抑えたい、という気持ちがある。固定費が増えれば増えるほど、目に見えない「人生の自由度」みたいなものが目減りしていくような感覚。わかりますでしょうか。全然お金がなかった時代もこの感覚は持っていたが、不思議なことに、収入が増えるにつれてどんどん強くなっていってる気さえする。暇さえあれば固定費を削りたいと思っている。

そこでこの度、固定費削減の対象として白羽の矢が立ったのがAmazonプライムというわけ。解約してから半年が経つが、意外にそこまで困っていない。3,500円未満の注文には送料がかかるが、少し先も見越して必要なものをまとめて買えばいいし、そういう買い物のスタイルが定着すると、別に1〜2日遅れて届く分には全く問題ない(実際、無料ユーザーでも注文した翌々日には届けてくれる)。浮いた分のお金は、毎月寄付しているユニセフマンスリーサポートを増額する費用に充てればいい。

次にやめるのは何にしようか。U-NEXTはほぼ毎週UFCを観るためにお世話になっているので、これはなし。YouTubeもファミリープランを契約しているので厳しい。ぱっと思いつく範囲で削れる固定費はもうないかもしれない。

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